中絶について考える1
1月末から風邪をこじらせて、なかなか記事をアップできませんでした
超久しぶりな感覚で、今日は「中絶について考える1」を書いて行きます
私が「中絶」について考えたのは、東南アジア青年の船に参加した時のこと。
もちろん、言葉や意味は知っていたけれど、「中絶」に関して真剣に
考えたのは、この時が恐らく初めてだったと思います。
なぜならば、船内のディスカッションで、「中絶」のことがテーマに上がり、
自分なりの意見を言わなければならなかったからです
東南アジア青年の船は、日本と東南アジアの青年が交流するプログラムで、
公用語は英語になります。ディスカッションも当然、英語で行われるので、
日本人青年だけのプログラムの時に、英語力を培う意味で、日本語でも
意見を言うのが難しいテーマが敢えて選ばれたのだと思います
(「死刑」、「外国人労働者の受け入れ」などもテーマになっていました)
ディスカッションを進めていくうちに・・・
「胎児に障がいが見つかった時、中絶をするか?」という方向に
話が流れていき、特に帰国子女組が積極的に意見を言っていました。
当時の私は、「へぇ~、胎児の段階で障がいなんて見つかるの?」と
日本語で心の中で思っていたくらいで、まさか14年後に自分が
そのパターンに遭遇するなんて、夢にも思っていませんでした
「障がいを持って生まれてくるのは、その子がかわいそうだから、
私は中絶をする又はパートナーにそうさせる」系の意見と
「障がいが理由だけで中絶するのは親のエゴ」系の意見が出ていました。
そして、「障がい=かわいそうと思うことこそ、障がいを持たない自分達の
エゴではないかのか?」、「自分が障がい児を育てることに自信がない又は
嫌なのを、"その子がかわいそう〝とすり替えている」という意見も出ていました。
私も「障がい=かわいそう」には、どうしても合点がいきませんでした
(障がい児の母となった今でも変わらない考えです)
そして、たどたどしい英語で、こんな風に発言しました
「障がいがあっても、育てて行く自信があるのなら、私は赤ちゃんを産みます」
「障がいがあっても、生まれてきたい赤ちゃんの意思を尊重すべきです」
「障がいだけが理由で中絶したら、私は一生後悔すると思います」
「逆に、男に騙されたとかで、育てていく自信がない、その子を愛する自信がない
などの理由だったら、中絶という選択をするかもしれません」
賛否両論あって、ヒートアップしたディスカッション会場から、船のデッキに出て、
「障がいだけが理由で中絶することは止めよう」と自分と大海原に誓いました
その誓いが、14年後に本当に守られるとは思い寄らずに・・・
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なぜならば、船内のディスカッションで、「中絶」のことがテーマに上がり、
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公用語は英語になります。ディスカッションも当然、英語で行われるので、
日本人青年だけのプログラムの時に、英語力を培う意味で、日本語でも
意見を言うのが難しいテーマが敢えて選ばれたのだと思います
(「死刑」、「外国人労働者の受け入れ」などもテーマになっていました)
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「胎児に障がいが見つかった時、中絶をするか?」という方向に
話が流れていき、特に帰国子女組が積極的に意見を言っていました。
当時の私は、「へぇ~、胎児の段階で障がいなんて見つかるの?」と
日本語で心の中で思っていたくらいで、まさか14年後に自分が
そのパターンに遭遇するなんて、夢にも思っていませんでした
「障がいを持って生まれてくるのは、その子がかわいそうだから、
私は中絶をする又はパートナーにそうさせる」系の意見と
「障がいが理由だけで中絶するのは親のエゴ」系の意見が出ていました。
そして、「障がい=かわいそうと思うことこそ、障がいを持たない自分達の
エゴではないかのか?」、「自分が障がい児を育てることに自信がない又は
嫌なのを、"その子がかわいそう〝とすり替えている」という意見も出ていました。
私も「障がい=かわいそう」には、どうしても合点がいきませんでした
(障がい児の母となった今でも変わらない考えです)
そして、たどたどしい英語で、こんな風に発言しました
「障がいがあっても、育てて行く自信があるのなら、私は赤ちゃんを産みます」
「障がいがあっても、生まれてきたい赤ちゃんの意思を尊重すべきです」
「障がいだけが理由で中絶したら、私は一生後悔すると思います」
「逆に、男に騙されたとかで、育てていく自信がない、その子を愛する自信がない
などの理由だったら、中絶という選択をするかもしれません」
賛否両論あって、ヒートアップしたディスカッション会場から、船のデッキに出て、
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2011年02月10日 Posted byひーまま (陽満々) at 02:54 │Comments(0) │ダウン症児の母のひとりごと
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