たまりば

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胎児エコーの功罪4

14日にNHKのクローズアップ現代で放映された
「胎児エコー検査進歩の波紋」を見て、妊娠初期に
染色体異常の可能性を告げられ、医師から執拗に
中絶を迫られた当事者
として色々と考えることがありましたicon11
(この辺りのことは、姉妹ブログ「おひーさまはダウン症」の中の
「人生最低最悪の日々」をご覧ください)

今日は番組で放送された内容の抜粋を書いて、
私の考えは年明けにまたアップしたいと思いますface01
(以下、番組の抜粋)

①エコーが進歩している一方で、その速度に
医師が付いていけていない。

②100人に2~3人の割合で胎児異常があるが、
進歩したエコーによって、その半分が見つかる。
(それによって胎内で手術を施すことも、
生後すぐに手術を行うこともできるようになった)

③胎児異常が見つかった際に、妊婦に対してどう
説明するのか医師達も苦悩している。
(事実を伝えない訳にもいかず、非常に言葉を
選んで伝えている)

④エコー診断は病気によっては1つの可能性
しか過ぎないが(100%特定でいないのに)、
出生前診断になりつつある。

⑤エコーの位置づけを明確にするべきである。

⑥胎児異常などの情報提供を望むか妊婦側に
選択をさせる必要がある。

⑦エコー診断で胎児に障がいや疾患が見つかり、
妊婦が中絶を選択した場合、
・障がい者や病気のある人への差別にならないか?
産む産むないという女性の自己決定権に係わらないか?
・生命倫理・社会倫理の観点から問題にならないか?
・胎児をメインに考えていないのではないか?
・命の選択を助長しないか?


私は特に、100%特定できないのに出生前診断化している点、
女性の出産に関する自己決定権が脅かされてしまうのではないか
という点強い疑問fireを持ちましたicon05
次回の記事では、この2点を中心に書いていきたいと思っていますface01


なお、番組の最後で、出演されていた産科の医師が
医療者だけでも妊婦だけでもなく、社会全体として
議論していく必要がある
」と仰ったことには深く納得icon_bikkuri
当事者として、来年も頑張って記事を書いていこうと思いましたicon21


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    2010年12月28日 Posted byひーまま (陽満々) at 01:56 │Comments(0)ダウン症児の母のひとりごと

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