胎児エコーの功罪3

ひーまま (陽満々)

2010年12月16日 23:58

前回の記事で、患者である私は、お腹の赤ちゃんの障がいに
関する告知は受けない方にまるをするけれど、疾患に関する
告知は受けて、一刻でも早く治療したいと書きました

そう書いた後に・・・
私が産科だったら、障がいの告知を希望しない患者さんの胎児に
相当厚い頸部浮腫(NT)が見つかったら、どうするかな?と考えました。
ダウン症児の場合、障がいの他に合併症を持って生まれてくる
可能性があるので、その事実を告知した方が、仮に胎児に疾患が
あっても早く対策が取れるので、告知するだろうな・・・

もちろん、頸部浮腫(NT) =染色体異常ではないけれど、様々な可能性を
患者さんに伝えるのが医師の仕事ではないかと考えるだろうな・・・
それに、頸部浮腫(NT)が相当厚いのに、患者さんが告知を望まないから
と言って、毎回、「順調ですよ~!」というのは、嘘を付いているようで
しんどいだろうな・・・

う~ん、私が医師だったら・・・
「当院では、胎児エコー検査によって、胎児の疾患や染色体異常などの
可能性が確認された場合は、患者様に告知致します。それに同意して
頂くことをご理解の上、受診下さいますようお願い致します」という
『当院の方針』を張るだろうな

そして、初診の患者様に方針を説明し、告知を受ける旨の同意書に
サインして頂き、実際に胎児に疾患や染色体異常の可能性が見られたら、
すぐ伝えるだろうな・・・

但し、身体を大切にしないとならない妊婦さんに、いきなり疾患や
染色体異常の話をするのはお腹に障るので、忙しい医師ではなく、
心理カウンセラーや同じ経験を持つ方に委ねるだろうな・・・

そういうクリニックがあったら、ひーままは喜んで、妊婦さんと
お話させて頂くわ~
などと妄想の世界に入っていたら・・・

14日にNHKのクローズアップ現代で
「胎児エコー検査進歩の波紋」
という番組が放送されました

次回の記事は、この番組に関する記事を書くつもりでいます
お楽しみに~


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